教授あいさつ
鶴見大学歯学部口腔内科学講座
教授 里村 一人
鶴見大学歯学部口腔内科学講座のホームページへようこそ。講座の主任教授を務めております里村一人です。このホームページを訪れていただいた方に、一言ご挨拶させていただきます。
わが国は未曾有の超高齢少子化社会を迎え、今後ますます高齢化が進行するとともに、国全体の人口が減少する時代となっています。これまでのように国民の健康を守るとともに、わが国が国際社会の繁栄と人類の幸福のために積極的に貢献し続けるためには、歯科医学・歯科医療を含む医学・医療が現在の社会的状況に適切に対応していくとともに、医学系高等教育機関が国際的に貢献できる優れた人材を数多く養成・輩出していくことが不可欠です。
当講座では、このような理念のもと日々の教育、研究および診療に当たっています。まず教育、とくに大学院教育ですが、これは研究と厳密に分けて説明することはできません。なぜなら、これまでのわが国の医学・医療の発展を支えてきた知識や技術のかなりの部分が、過去の数多くの大学院生たちの学位研究を通して得られたものに他ならないからです。この事実を踏まえ、当講座では大学院教育、すなわち大学院生の学位指導の充実に力を注いでいます。細胞生物学、分子生物学はもとより、再生医学、幹細胞生物学、微生物学、光工学、電気工学等を導入した、従来の歯科医学の領域にとらわれないtransdisciplinaryなテーマでの研究を行うことを通して、より広い視野、優れた技術そして国際感覚が身につけられるような指導を行なっています。一方臨床においては、従来の口腔外科的治療に加え、口腔癌・唾液腺癌に対する樹状細胞療法の導入や光増感物質を利用した光線力学的診断装置の開発、モバイル リアルタイムPCR装置を利用したウイルス感染症の迅速診断等を進めています。当講座では、今後も独創的な研究とその成果に基づいた、より正確な診断法の開発やより低侵襲な治療法の確立を通して、新たな口腔医療を切り拓いていきたいと考えています。
当講座の教育、研究そして臨床にご興味のある方は、是非気軽にお問い合わせください。お待ちしております。では最後に私がいつも使っているフレーズを。
教授略歴
昭和63年3月 | 徳島大学歯学部卒業 |
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昭和63年4月 | 徳島大学大学院歯学研究科(口腔外科学第一講座)入学 |
平成4年3月 | 徳島大学大学院歯学研究科修了 学位取得(博士(歯学)) |
平成4年4月〜平成13年6月 | 徳島大学助手歯学部(口腔外科学第一講座) |
平成7年1月〜平成10年1月 | 米国国立衛生研究所 (NIH, National Institute of Dental and Craniofacial Research) Visiting Fellow (長期出張) |
平成13年7月〜平成15年9月 | 徳島大学講師歯学部附属病院(第一口腔外科) |
平成15年10月〜平成16年12月 | 徳島大学講師医学部・歯学部附属病院(歯科口腔外科) |
平成17年1月〜平成21年3月 | 徳島大学准教授大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(口腔顎顔面外科学分野) |
平成21年4月〜現在 | 鶴見大学教授歯学部(口腔内科学講座) |
平成26年4月〜平成28年3月 | 鶴見大学歯学部長(併任) |
平成31年4月~現在 | 鶴見大学 副学長(併任) |